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第356回森育 たけちさま
第356回森育
2016年9月3日(土)
たけちさま と お友だちのみなさま
森に入ると自由に遊ぶゴールデンタイムのスタート!
崖のぼりをしたり色水をしたり、
何度も来たことがあるひとはお気に入りの遊びを見つけているようです。
色水遊びのところでは、
「じゅーすやさん」が始まっています。
ぶどうジュース、ソーダ、抹茶いろんな飲み物が完成していました♪
森から葉っぱや木の実をちょっといただいて、
すり潰します。
「ミドリとムラサキまぜたんよ!」
「みずいれてふったらアオになった!」
最初は完成した色水を見て“きれい”と言っているひとがほとんどでした。
でもそこから遊びが発展して、水の量を変えたり、色を混ぜてみたり。
色水遊び、実はとっても奥が深いのです。
崖のぼりに言ったひとたちが、
「なんかあやしいかんじがした!」と言いながら帰ってきました。
崖の上の木がたくさんあるところが薄暗く、あやしい感じがしたそうです。
それでも「もっかいいく!」とわくわく顔で登っていくみんな。
冒険心をかきたてられる崖のぼりです♪
森の中を歩いているとたくさんのクモの巣と出会います。
そのなかのひとつに葉っぱがたくさんくっついていました。
遠くから見ると宙に浮いているよう。
手をかざすと、まるでマジシャンです!
お昼ご飯のときには網の上に美味しそうな食材がたくさん並びました。
チーズやちくわ、ウインナーにトウモロコシ。
デザートは焼いもと焼きマシュマロです♪
お昼ご飯の後は、池で遊ぶひとがたくさん!
「きもちいい~」
「つめたい!」と
泥の感触を楽しみます。
カニとの出会いもありました。
なんとお腹に子どもを抱えたお母さんガニ!
「すごい!」
「ちっちゃいカニ!」「かわいい!」
「おかあさんやけんかえしてあげよ!」
みんなで服まで泥んこになりながら池を遊びつくしました。
「ねぇねぇ、ちょっとどいてくれん?」
誰と話しているのかと覗いてみるとどうやらヒトではない様子。
泥あそびのところに生えていた何本かの草でした。
お話ししている様子を見ていると草たちの声も聞こえるような気がします。
“私たちはあなたたちのように歩かないの”
しばらくして話がついたのか、草によけてもらって通ることにしたようです。
相手の気持ちを考える、ということ。
相手がヒトでも動物でも、植物でも同じようにとても大切なことです。
草とお話していたこの男の子のように、
植物や動物の声を聴こうとすれば、
ヒトと自然はもっともっといい関係を築いていけるような気がします。
shiro