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第222回森育 みたらいさま

 
第222回森育
2015年9月12日(土)
みたらいさま と お友だちのみなさま
 
市外からお越しくださいました!
今日は暑すぎず絶好の外遊び日和。
森に向かって歩いていると、さっそく生き物を見つけたひともいました。
「セミおった!」
つかまえたセミを虫かごに入れて観察しようとすると、
狭いかごの中を飛び回りはじめます。
透明の壁にぶつかるセミを見て彼はすぐに「だしてあげよか」と言いました。
「せっかく捕まえたのに」と考えず、「痛そうだな。出たそうだな。」とセミの気持ちを一番に考えてとった彼の行動は
とても優しいものでした。
 
森に到着すると遊びの時間が始まります。
崖登りや木登りに駆けだすひともいれば、虫探しに夢中になっているひとも。
今日はじめてトカゲにさわったというひともいました。
“どんなかんじ?”と尋ねると、「…つるつる」
一緒にいたお母さんも「尻尾ってこんなに綺麗な色なんですね」と尻尾の青に見入っていました。
 
火起こし体験が始まると、最もハマっていたのがお父さんたち。
「火が点くまでお昼食べれんな。」「これはできるまで帰れんな。」と気合の入り方が違います。
応援するお母さんたち。
火種を包む麻紐がついにボッと燃え上がったとき、自然と拍手が起こりました!
お父さんの諦めない姿勢を見て、きっとお子さんは何かを学んでいるはずです。
とても素敵な火起こしの時間でした。
 
お昼ご飯はいろいろなものを焼いて食べました。
ウインナーやキノコやピザ、そしてたくさんの焼き芋!
 
帰る時間が近づいてきたころ、最後にもう一回と崖登りをしているひとがいました。
崖のてっぺんは木のトンネルが続いています。
「おれこことどくよ!」と高い枝にジャンプしてタッチ。
「つぎはこっち!」とさらに高い枝を指さします。
勢いをつけて…、ジャンプ!
あともう少しですが、とどきません。
もう一回、もう一回と何回もチャレンジしましたが、タッチすることはできませんでした。
“じゃあ、次に森に来たときの楽しみにとっとこか?背ぇが伸びたらきっととどくよ”と言うと、
彼は力強く、「うん!」と答えてくれました。
 
この森に来た子どもたちが森と共に自分の成長を感じられる瞬間が来ることを、私もとても楽しみにしています。
 
shiro(しろちゃん)
 
 
 
 
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