こうえんにっき

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近所の水田にて…

最近、家の近所の水田をみてビックリ! (+_+)
 
用水路にピンク色のものがはりついていました。

 

 

何とも異様な光景です。
 
 
みなさん、これがなんなのかわかりますか?
 
ここ3年ほどで、大繁殖している『スクミリンゴガイ』
通称 『ジャンボタニシ』の卵です。
もともと外来種で、食用として日本に入ってきたものが野生化したそうです。


田植えの季節に農家を困らせるのが、この『ジャンボタニシ』

植え付け後の水稲を食べるし
大量に発生するので、駆除が大変。
 

 

 
 

 

ちょっと見にくいですが、水田の中にはたくさんの『ジャンボタニシ』がいました。
 
これを一つ一つ取り除いていく作業も大変ですが、
稲は食べるし、卵を産み付けるので困りもの。
 
条件が良ければ3・4日に1回(数十個~数百個)のペースで産卵し、
それが2~3ヵ月続くので1夏に2千~8千個くらいのタマゴを生むと言われています。
 
おそろしい繁殖力です。
 
食用として台湾から日本に持ち込まれたのが、約20年前
その頃は、天敵のドジョウやメダカなどがたくさんいたし、アルゼンチンが原産の
ジャンボタニシは越冬することができなかったのでそれほど増えなかったが
天敵が減り、暖冬によって越冬できる耐寒性を獲得したことによって
7年ほど前から徐々に数を増やし、ここ数年、大繁殖しているそうです。
 
 
大繁殖しているジャンボタニシが悪者のように言われるかもしれませんが、
そもそも、人間の都合で日本に持ち込んだ『ジャンボタニシ』
 
そのことによって、壊れていく生態系
 
本当の「悪」はどこにありますか?
 
1つ言えるのは僕が子供だった頃、泥だらけになって田んぼで遊び回っていた頃とは、
生態系がずい分変わっているということ…
 
悲しい限りです。
 
これは、『ジャンボタニシ』にだけ言えることではありません。
日本にしかいなかった生物
その生物の存在が脅かされている現実
 
すこしずつかもしれませんが、大きく変わっています。
 
そのほとんどに、ヒトがかかわっている真実
 
あなたは、どう思いますか?
 
 


 
 
 
じょ兄
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