こうえんにっき
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学習棟建築の様子⑤
学習棟がほぼ完成しました!
(これまでは「管理棟」と呼んできましたが、「学習棟」と呼ぶことになりました)
近々、自然塾スタッフはこちらへ引っ越します。
4月からはこの学習棟にて、みなさんの来園をお待ちします。
この学習棟は、愛媛県産の木材がふんだんに使われています。
愛媛県産の木材は、愛媛の先人が、戦後の荒れた山に緑を蘇らせるために、大変な苦労をして植えて育ててきた木です。
人が一度手を付けてしまった山の木は、適度に利用しなければ、山の健康は保たれません。
放っておくと、山が荒れてしまうのです。
そこで愛媛県の山を守るためにも、適正に切られた木を積極的に使って建てました。
今治西部丘陵公園は
「自然にいこい、体験を通じて、自然との共生を学び、里山の自然資源と環境を活かす公園」
をコンセプトとしています。
しかし、最初からこのようなコンセプトだったわけではありません。
この何十年間、色々なことがあり、計画も変わってきました。
最終的には、今治西部丘陵公園の豊かな自然を活かした公園にしよう、と決められました。
一度は開発の手が入ってしまったこの公園ですが、今一度、自然や環境のことを考えなければならない、と気付かされたのです。
開発の手が入ってからしか、自然の大切さに気付けなかったのかもしれません。
そして、自然の大切さを学び、環境を考えるきっかけ作りになる活動をしよう、と今治自然塾の活動も始まりました。
この学習棟がみなさんのいこいの場になるだけでなく、「今治自然塾とみなさん」を、そして「みなさんと自然」をつなげる窓口になることを願っています。
kan