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【開催レポート】6歳になったら机を作ろう!in愛媛2020
愛媛県初開催のイベントがこの夏しまなみアースランドで開催されました!
6歳になったら机を作ろう!プロジェクトについてはコチラから!
このプロジェクト発祥の高知県「ばうむ合同会社」についてはコチラから!
高知県からスタートしたこのプロジェクトは現在では関東・関西・中部地方などでも開催されています。
今回しまなみアースランドで開催されたイベントでは、
午前中にアースランドの森で木こり体験、
午後には高知県産の木材を使って机作りを行いました♪
今回参加してくれたのは、小学校3年生~6年生の子どもたちとそのご家族です。
木こり体験というとかわいらしい響きですが、
実際は大きな大きなヒノキを一人1本手鋸で伐り倒しました。
木を伐る=悪いこと のように思っているひとももしかするといるかもしれませんが、
人工林においては同じ時期に植えられた木が同じくらいの高さに葉をつけているので、
密度が高すぎると森の地面に光が入らなくなり、下層植生が育たなくなり、土が瘦せ、
やがては木もうまく育たなくなってしまいます。
そのため健康な森林を保つために、間伐という木を伐る作業が重要になってくるのです。
現代では間伐作業のほとんどはチェーンソーで行われていると思いますが、
手鋸で引くのは大人でもかなり大変な作業。
発祥の地である高知県から来てくれた講師の先生たちにアドバイスをもらいながら、
子どもたちはあきらめることなく手を動かし続けました!
「そろそろ倒れるので全員離れてくださーい」という声で、
全員手を止めて1本の木に注目します。
ハンマーでクサビをコーン、コーンと打っていくとゆっくり木が傾き始めます。
バリバリ、ギチギチ……と音をたてながらゆっくりと倒れていき、ついに…!
ドーンと大きな音を立てて木が横たわりました。
倒れた瞬間は自然と拍手が沸きます!
伐ったひとは達成感・満足感にあふれる表情になっていました。
自分が倒したヒノキはみんな少し記念に持って帰ることにしたようです♪
手鋸で伐った木はチェーンソーで伐ったものに比べて、よい香りがするような気がします。
いっぱい汗をかいて作業した後は、森の中でお弁当をいただいて、
午後は机づくりです!
いろいろな工具を使って、自分が使う学習机を組み立てていきました。
最近は外国産の安い木材で作られたものがたくさん販売されていますが、
木材も地産地消ということで、国産(高知県産嶺北杉)の木材を使います。
初めて使う工具に、本人も見ている大人もドキドキすることがありましたが、
家族で力を合わせて作業を進めていました♪
組み立てが完了したら、最後の仕上げはやすりがけ。
自分で作った自分のための学習机ということもあり、丁寧に丁寧に磨き上げていました。
実はこの学習机、しっかり2つの引き出しもついています!
~~~参加者さまからのお声を紹介します♪~~~
☆みなさまにかわいがって頂き、のびのび楽しく頑張れたようです。自分で作った机は格別なようで、毎日机に向かって社長ごっこ?をしています。間伐したヒノキからは今でもいい香りがしていて、丸太やコースターも宝物にしています。
☆汗を流し、深く考え、これまでに身に着けた知恵を引っ張り出し、何度も試行錯誤し、納得のいく作品を完成させ、新たな知恵を付け、これまでにない達成感を味わうことが出来ました。言葉では説明できない感覚・感情・愛情、そんな全てを体感できる、充実したイベントでした。
また、1日がかりで、少人数での開催はゆったりと過ごせ、深い関わり合いを持つことが出来ました。ありがとうございました。お茶のご用意、虫よけ対策、写真、ありがとうございました。
☆この度は色々ありがとうございました。至れり尽くせりで親子共々とても楽しませていただきました。写真もありがとうございます。
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作った学習机はニスなどを塗っていません。
木の肌触りを感じながら使い続けるごとにきっと色合いも変化していくことと思います。
子どもたちの成長とともにある学習机、
家族と一緒に自分たちの手で作ったという思い出の詰まった存在になるのではないかと思います。
shiro
※このプロジェクトは今後もしまなみアースランドで開催予定です。