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【夏休みイベント】第217回森育 はじめての森育
第218回森育
夏休みイベント はじめての森育
2015年8月15日(土)
8月15日。終戦の日。平和を祈念する日。
今回の森育は参加してくれた大人の方たちと一緒に、
子どもたちが望む時にいつでも外で元気よく走り回って遊べるような平和を祈りつつ始まりました。
森に向かいながら、耳を澄ませてみるといろんなセミの鳴き声が聞こえてきます。
「ミンミンゼミや!ツクツクボウシは…おらんみたい!」と自分の耳を頼りに会いたいセミを探す人も♪
さらに道を進んだところで、耳を澄ましてごらん?と声をかけると、
「おった!ツクツクボウシ!」
遊び場の紹介をしながら進んで森に到着すると、
最初は崖登りにいくひとがたくさんいました。
色水遊びのところでは、ピンクや緑の色水ができています。
「まぜてみよ!」といろんな色を混ぜて実験しているひとも♪
崖登りから帰ってきたひとが「これなんなん?」と言いながら見せてくれたのは、
小枝の上にのったオレンジ色の小さな塊。
しばらく見つめていると、もぞもぞと動きはじめました。
最近森で出会った“アカイロトリノフンダマシ”に似ています。
でも、背中の模様が少し違う…。
調べてみると、“シロオビトリノフンダマシ”という生き物でした。
「え?もういっかいいって」
そりゃあそうなります。まるで早口言葉のような名前です。
白い帯の模様がある鳥のフン騙し。
「しろ、おび、とりの、ふん、だまし!おぼえた!」
じゃあ3回続けて言ってみて!と言うと、
「しろ…、とり…あれ?わすれた!」と本人も周りにいた人も思わず笑ってしまいました。
森の中で不思議なものを見つけるとそれだけでこんなに盛り上がります。
「ここすずしい!」と川のそばに秘密基地を見つけた人がいました。
夏のお外は暑いですが、探せば涼しいスポットはあるのです。
たくさん遊んだらお夕飯の時間が近づいてきました。
網の上にのりきらないほどたくさんの美味しそうな食材が並びます。
ウインナーにベーコン、トウモロコシにじゃがバター…。
お外で食べる焼きたてのご飯は本当に美味しいものです。
お夕飯の後も、時間までたっぷり遊んで森のヒグラシが鳴きはじめた頃、
今日の森育は終わりの時間となりました。
帰り際、「実は今日ちょっとめんどいな、でも子どもがこうゆうの好きだからっていう感じで来てたんですけど、
私もすっごくリフレッシュできました!」と声をかけてくれた方がいました。
お子さんが楽しんでくれるのはもちろんですが、
お父さんやお母さんに「自分自身が楽しめた」と言っていただけると本当に嬉しいです。
今日、始まりのご挨拶の後、大人の方たちへのお話の中に「遊び=学び」という言葉がありました。
森で遊んでいるときに出会った「このいきものはなんだろう?」
「ちがういろのいろみずをまぜるとどうしてこのいろになるんだろう?」というたくさんの不思議が、
きっと学びのもとなんだと思います。
今回の森での体験がお子さんの考える力を育むこと、さらには生きる力を育むことにつながればと思っています。
shiro