moricco
カテゴリー
第301回森育 てくてくのみなさま
第301回森育
2016年4月23日(土)
てくてく の みなさま
てくてくのみなさまで森に来るのは久しぶり!
なかには「さいごにきたのはこのまえのはる!」というひとも。
たいぶん暖かくなってきた今日は公園を流れる川を歩きながら森へ向かいました。
「なんかおるかな?」
「アメンボおった!」
「いしひっくりかえしたらなんかおるんやない?」
「ここなんかへんなのがある。このみどりのニュルニュルなん?」
川の土手では…
「タンポポはっけん!」と綿毛をふーっと飛ばすひとも♪
森に到着すると、遊びの時間が始まります。
みんなの声が森の中に散らばっていくなか、
一際高いところから声が聞こえました。
早くも木登りの木のてっぺんあたりに到達しているひとが!
「ここゆれる~!」
木の撓りに最初はびっくりしたようです。
普段触る建物の柱や床は固いイメージですが、生きている木は撓ります。
そのことを自分の身体で感じたようです。
そのあと森に探検に行ったときに、枯れている木を発見しました。
自分の背丈よりも少し高いくらいのその枯れ木に触れると、
「おれそう…」
木登りの木とは違う感触がしたようです。
それからは、木の幹をそっとさわって
「このき(木)はいきとる!」「このき(木)はかれとる!」と言いながら歩くように!
枯れている木のところにきのこを見つけたひともいました。
キノコは自然界に置いて分解者としての役割を持っています。
細かくなった木がやがて土となって…
「つぎのき(木)がはえるんや!」
なんだか森の中では、命の循環をしっかり感じられるようです。
本や映像で見るよりも、実際に森の中に入ると、
「ここかぶとむしのにおいがする!」
「このき(木)、レモンみたいなかおり!」
「このはっぱやわらかい」などと、
目で見るだけじゃなく、におい・音・触った感触などいろんな刺激を受けます。
季節の移り変わりや自然界の命の循環を「知る」ためには、
やっぱり森へ行って、「感じる」ことがとても大切だなと感じた今日の森育でした。
shiro