moricco
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第225回森育 こうやまさま
2015年9月27日(日)
こうやまさまとお友だちのみなさま
今日はとってもいいお天気!
少し動くと暑いくらいです。
そんな中始まった今日の森育♪
森へ向かう途中の池でカナヘビの赤ちゃんと出会いました。
幼稚園でも森育に来たことがあるひとはお友だちになる方法を覚えている様子。
手のひらに優しくのせたカナヘビに話しかけます。
「わたしとおともだちになってください。」
さっきまで逃げ回っていたカナヘビが手のひらでくつろぎ始めると
「見て!かわいい…」とお母さんに紹介していました。
崖登りから帰ってきたひとのポケットを見るとパンパンにふくらんでいます。
“何が入っとん?”と聞くと「どんぐり!」
「ちょっところがしてみよ」と坂の上から落としてみると、コロコロと転がり木の根に引っかかった様子。
さあ、ドングリが転がるところを見たらあの歌を歌うしかありません!
「どんぐりころころどんぶりこ~♪おやまにはまってさあたいへん~♪
ミミズがでてきてこんにちわ~♪ぼっちゃんいっしょにあそびましょ~♪」
即興替え歌をみんなで合唱しました!
森育に来たときには毎回火起こしに挑戦しているというひともいます!
お母さんによると、回数を重ねるごとに上手くなってきているようです。
そして今日ついに、初めてひとりで火起こしに成功しました!(^^)!
周りにいたお母さんたちも思わず拍手!
森での経験の積み重ねが花開いた瞬間でした。
他にも火起こしに挑戦しているひとたちがいます。
煙はでるもののそこからがなかなか難しいようです。
“火って本当は簡単に起こるもんじゃないんやね”と話していると
「でもたいへんじゃないよ。おもしろいもん。」と笑顔で返してくれました。
大人は結果だけを求めてしまいがちですが、
こうして過程を楽しむことが本当はとても大切なことなのかもしれません。
そして最後に森で拾った秋の味覚、栗。
「これなんでカラだけなん?」と地面に落ちている栗の皮を見つけたひともいました。
“それはイノシシが食べたあと”
「じゃあイノシシさんののこりをもらいよんやね」
この森採れたものは、森に暮らす生き物と分け合います。
だから「食べられてしまっとる」と怒ることはありません。
イノシシの食べ後から自然と“分け合っていること”を感じたようでとても嬉しくなりました。
帰り際、「これくりごはんにしよ!」「あまぐりつくる!」とお父さんお母さんと話している声が聞こえました。
森で秋を感じ、家では存分に秋を味わって欲しいと思います♪
shiro